桶居山 (248m)

2007年01月01

姫路市 佐土新

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高御位山への登山道
姫路、高砂、加古川の市境に跨る高御位山は播磨アルプスとも呼ばれ、細長い山容から多くの登山道がある。
杉、ヒノキの植林がないことから展望が良く、家島諸島を眺めながのハイキングコースとして人気がある山だ。
自宅から一番近い山であり何度も登っている内に数々の登山道を見付け、自分の足で歩いて見たので、ここにまとめてみる。但し、登山道を見付けながらも自分の足で歩いていない道もあるが、今後、歩いて見ようとは思っている。
登山道の紹介(登山口の名称は正式名ではない)
@:北池登山口。近くに小さいP有り
___神社の裏側から登山道は始まる。奥山(183mピーク)、中塚山、小高御位山分岐を経て1時間20分で山頂へ。
A:祇志方登山口。小さいP有り
___太閤岩を通り奥山(183mピーク)で@の縦走コースに合流する。
B:北山登山口。鹿島神社のP有り
___神社横から登り始め、鉄塔のある中塚山で@の縦走コースと合流する。
C:成井登山口。P有り
___駐車場の横から小高御位山へ直登する。ネジキの咲く岩盤を登り、展望の良い小高御位山から@の縦走路に合流する。
D:成井登山口。P有り
___参道途中から通称”けもの道”に入り参道と合流する。ここを通る人は少なく急登の面白い登りが出来る。初夏にはササユリが咲く。
E:成井登山口。P有り
___階段で整備された参道。一番利用されているが山歩きとしては面白くない。頑張れば20分で山頂に着く。展望は良い。
F:長尾登山口。P有り
___南面の岩峰を直登する。途中からエスケープルートがあるが直登の方が面白い。
G:長尾登山口。P有り
___集落の奥に登山口があるので見つけ難い。下り口は簡単に見付けることが出来る。
H:一ノ谷登山口。P有り
___公園の遊歩道奥に登山口がある。縦走路までは20分程の登りであるが、高御位山までは更に30分掛かる。
I:馬ノ背登山口。P有り
___岩盤剥き出しの尾根を登り、縦走コースに合流する。終始展望は良い。
J:豆崎登山口。P無し
___工場の裏側に登山口があるが標識を辿れば見付けることが出来る。高御位山までは相当遠い。
K:鹿島神社登山口。P有り
___神社裏から展望所、百間岩、鷹ノ巣山を経由する一般的な縦走コース。
L:Kのバリエーション。P有り
___散策道を経由して百間岩途中に出る。
M:日吉神社登山口。P無し
___日吉神社横のゴミ捨て場に登山口があり見付け難い。209mピークを経由して縦走コースに合流する。
N:佐土新登山口。P無し
___三徳池の横から登山道は始まるが見付け難い。桶居山を眺めながらの登山道はアルプス感がある。尾根の反対側にも登山口有り。
O:深志野登山口。P無し
___民家の裏手に登山口があるので超見付け難い。桶居山を経由しての高御位山への行程は3時間以上掛かる。
P:高御位山神社登山口。P有り
___断食道場から小高御位山の鞍部に登山道があるが、薮道であり、イバラ、山椒の刺のある木が多い荒れた道。
Q:修験場からの登山道。P有り
___鞍部からのPの下り口の丁度反対側の道を下ってみる。断食道場側への道程ではないが結構な薮道であり、クモの巣が多く難儀する。___下山途中から沢沿いの道となり、梅雨の季節だけかも知れないが高御位山では滅多に味わえない沢音を聞きながらの歩きとなる。
___下り終わって出くわした所は神社の裏にある修験場だった。ここには小さな滝があり、昔、正月にここで滝に打たれている人を見て
___驚いた経験がある。あの時はここに登山口があるとは思いもしなかった。
R:魚橋登山口。P無し
___縦走路から下って登山口を見付けることが出来たが、採石場の奥からの登山道は地元の人でないと判る訳がない。
___ここも高御位山独特の岩盤登りがあり、中々面白い道であるがマイナーな道故、クモの巣に悩まされた
S:馬ノ背途中への登山口
______馬ノ背登山口からの遊歩道を進んで行くと奥まった所に鉄製の階段が現われる。これを登っていくと馬ノ背の鉄塔上に合流する。
21:佐土新からピークへ直登
______神社横から展望所を経由して岩峰をよじ登る。
22:佐土新からの尾根道
______林道を進み途中から尾根筋に登る。下山時には分岐がわかり難い。
23:別所高校からの登山道
______峠からは何の表示もないがしっかりした登山道が通っている。途中敗退で登山口は確認出来ず。一体はきのこの宝庫。
X:魚橋登山口から採石場跡。P無し
___コシダに覆われた荒れた薮道があるが、登山道とは言い難い。クモの巣と薮蚊の猛襲に耐えてまで行く所では無い。
24:夕陽ヶ丘団地から桶居山への直登ルート
______登山口を見付けられないので桶居山から下山し、民家と裏庭からの登山口を見付けるが、ここは絶対に判らない。
25:佐土新から尾根コース
______221と22の間にある尾根コースは展望良く、最短で桶居山に立てる。
〔24〕夕陽ヶ丘団地からの登山道
以前から桶居山に登った時に山頂から北に伸びる尾根に踏み跡があるのが気になっていた。車で走り回って登山口を探すが見付からない。ならば例によって下山して登山口を探すしかない。
佐土新から見る桶居山からの岩峰は何度見てもすばらしい。田畑、民家がなければ低山には見えない。
更に近付いて見てもアルプスの山脈様をしている。丹波、但馬にもこれだけ山容の良い山はないだろう。
Nの尾根から登り始めると、下りに使いたい25の尾根が平行して走っているのが見え出す。
Nの尾根は縦走路に続き、鞍部に下りてから桶居山への急登になる。
今日の目的は桶居山から北に延びる尾根を歩くことであるので、桶居山に登らず、山腹をトラバースしようとしたが、急斜面に阻まれて、結局、山頂に登ってしまった。
桶居山山頂からの毎度お馴染みの家島群島の景観。
山頂から北に伸びる尾根を見る。最初は激下りで始まり、尾根に出ると展望の良い気持ち良い道となる。
桶居山山頂には姫路からのハイカーが一人、双眼鏡で周辺の山を眺めて居られた。話ししてみると、周辺の山々を次々同定してくれるのであるが、一応、知った振りをして頷いていたが、全然、判らなかった。播磨アルプスにも精通されており、北への尾根道も歩いたことがあるらしいのでアドバイスを頂く。
兎に角、下ってしまい、登り直して登山口をはっきりさせたいと思う。県道65号線から写真部の脇道に入る。写真を撮った立ち位置に駐車スペースがあるが、車を停めて良いのかは判らない。他に駐車スペースは無し。
路地道に入り民家の間に入る。表示は何も無く、こんなところを判る訳が無い。
突当たりは竹薮となるが、溝を渡ってから右に曲がり、次に左に曲がり、竹薮の中に入っていく。
竹薮に入れば踏み跡はあるので尾根まで登ってしまう。
尾根に入ると踏み跡は薄いが山頂に向かって歩けば間違いは無い。尾根道は穏やかで気持ち良く歩けるが、最後はかなりの急登。
初めて歩く25の尾根コース。姫路の人はここを登られた様だ。ここも展望良く、気持ち良く歩ける尾根道である。
桶居山から西へ下っていくと前回に下ったイナズマ道と小さな神社が眼下に見え出す。神社には複数の人が初詣をされている様だ。
鉄塔を過ぎると池の横、神社への参道に出た。ここも何の表示も無く、一段高いところなので、登山口とは判り辛い。
参道に出てから下山路を振返る。鉄塔が興醒めであるが、高山帯の様な山容は惚れ惚れする。
高御位山大研究
今回の散策で播磨アルプスで歩いた山道は25となった。次のネタとして岩峰の尾根が残っているが、藪扱きと岩盤登りがあるらしいので、小心者の私には無理かも知れない。
県道65号線の駐車スペースから桶居山までは24分。佐土新から登っても同様の時間と思う。