桶居山 248m (播磨アルプス)

2006年01月07日


尾根まで這い上がると、立派な登山道が尾根筋に通っていた。尾根から見た桶居山はとても標高248mの山には見えない。

桶居山からは吊り尾根も延びており、北但の標高の高い山でもこれだけの景観を得られる山は無い。勝負出来るのは和気アルプスくらいか。

桶居山に向かって右側に岩がゴツゴツしたピークがあったので行ってみる、道は更に奥のピークで終わっていた。
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兵庫県 姫路市
ここも、昨年('05)の元日に播磨アルプスを全縦走した時に、あちこちの脇道が目に入り、いつかは探索しようと思っていた。

桶居山の周囲の道路を車で走り周り、登山口を探すが見付からない。
目ぼしい場所に車を停めて、歩いて探しに行くが、そこから見る桶居山周辺はアルプスの様相をしていた。

登山口が見付からない
三徳池の近くに登山口があるのではと池の横の道を進んで行くと、どんどん藪扱きとなり、藪扱きは嫌いなので、それではと左の斜面に登ってみるが、最初は樹木が無く快調に登れたが、尾根に出る頃には結局、薮扱きになってしまった。

尾根には立派な登山道が
この尾根道の登山口がどこからなのか見極める必要があったが、取り合えずは桶居山近くまで登ってみることにする。
三徳池から見上げた桶居山周辺は正に日本アルプスの様相をしている。背の高い樹木がまったく無く、高山帯そのものに見える。
三徳池の道は進むにつれ、藪に覆われて薮扱きになってきたので、途中から左の斜面を直登して尾根に向う。

尾根から三徳池の反対がの谷に立派な道が見える。この道もどこから伸びているのか探る必要がある。

槍を思わす桶居山の山容。今日はこれを登らずに下山する。

桶居山最短距離のコース。クリックで拡大します。
登山口を見付ける
尾根道を引き返して登山口を探してみると、なんと三徳下池の横だった。
ここは気が付かずに通り過ぎた場所だったが、3mの崖に細いロープが1本ぶら下っているだけで、池側を見て歩いているとこれには気が付かないだろう。3mの崖登り、しかも標示が何も無しだったら気付くはずがない。もう1本の道は尾根の途中から反対側の谷の広い道に下りていた。
桶居山から西に登る縦走路途中の山は下から見ると凄い山容だった。
この上は縦走時に通っているが、この山容は見えなかった。
反対側の広い道に行って見ると、ここからも雄大な景観(本当はスケールが小さいが)が得られた。
左のピークが桶居山、右が先ほど歩いた尾根。
尾根道を登り終えた地点から尾根道と三徳池を振り返る。桶居山周辺はどこからも展望は最高である。
雑感
写真をぱっと見せられて桶居山と気付く人は少ないのではないかと思う程、雄大な景観をしている。
実際には30分も歩けば山頂に立てるのでスケールは小さいのだが、それだから楽に高山帯の気分が味わえて好きになってしまう。他にも登山口が有りそうなので、今後も探って行きたい。