今日は休憩無しで歩いてみようと決めたので歩きながら食べ易い菓子パンをコンビニで買う。
昨年末の12月05日に鹿島神社側から登っているので今回はその逆周りの北山神社側から登ることにする。
鳥居近くの空地に車を止め北山神社の小さなお宮裏から歩き始めると広葉樹林の穏やかな道が続く。
展望が開けてくると斜度がきつくなり中塚山への登りが始まる、気温は5℃と低く、中々体が温まらない、昨日の大雪で道にはまだ雪が残っているが歩き難い程ではないので助かる。
中塚山を過ぎると何度か歩いた勝手知ったる道となり、高御位の山頂を眺めながら登り下りを繰り返して進む。
岩山の急登をこなして成井からの参道に合流すると多くの参拝者が初詣をしていた。
1時間16分で高御位山頂に着く、山頂には雪が残っており滑って崖下に落ちそうな危ない状態、写真だけ撮って先に進む、下りの岩山にも雪が張り付いており注意して歩くが滑って転倒を1回してしまう。
1時間52分で桶居山への分岐点に着く。この道に入る人は少なく、かつてはキジ打ち場に使われていたこともあった。いつもは響き渡っているクレー射撃場の射撃音が今日は聞こえない、正月休みか?
言われのありそうな大きな崖がクシャおじさんの顔に見える、勝手に”クシャおじさん岩”と命名する。
裏山に入ると樹木が無くどこを歩いても展望が良い、邪魔になるのは高圧線の鉄塔であるが地図を見る上ではこの鉄塔が位置付けの目印となり助かる、それでも違う山に登ってしまい道を間違い時間をロスしてしまう。
桶居山への急登に雪がへばり付いていたら尻尾を巻いて迂回しようと思っていたが、幸いにも雪はまったく残っていなかった、桶居へは急登であるがザラザラした花崗岩の岩肌はグリップが良く楽に登れる。
桶居山には2時間52分で着く、山頂からの展望は最高に良い、以前あった山頂標識は台風の為か無くなっている。
桶居山から先へは初めて通る道である、ゴツゴツした岩山を下っていくと名勝になりそうな達磨落し岩(勝手に付けた)があった。樹木の無い展望が良いやせ尾根が続き、まさにアルプスの高山帯の様な感じで気持ち良く歩ける。
何度もピークを上がり降りし尾根筋の端に達するが下りたい方向に道が無い、道成りに下山して行くと民家の路地から県道396号線に出た、登山口の案内板は無くこちらからの登り口は地元の人でないと判らないと思う。
舗装路を歩き始めると気温が急に下がり雪が降り出した、あんなに天気が良かったのに不運であるが雨でなくて良かった。舗装路を30分歩いて登り直しを始める。お寺の境内から裏山に登っていくと忠魂塔のある岡に出て、尾根伝いに進んでいくと三叉路となり右に行っても左に行っても下りとなり、登りの道は無く結局下山していまう。下山したところに住吉神社があり、その横に登山道らしい踏み跡を見付ける、登山口の標識はまったく無し、笹薮で覆われた道を登っていくと尾根筋に出た、この道で間違いないことが確認出来た。
尾根筋に出てからは笹薮もなくなり歩き易くなるが、幾度となくピークが現れ登り下りを繰り返し、登ってみたかった209mのピークに5時間23分で付く、このピークもどこから見てもピラミダルな形状をしている。
又、鞍部に降りて登り直すと勝手知ったる高御位の縦走路に出る、百間岩を展望台のある鞍部まで下り、大きく登り直す。この尾根筋は結構樹木で覆われいるが所々に開ける場所からの展望はすばらしい、相変わらず登り下りを繰り返し6時間27分で尾根の主終端に達する、後は下るだけであるが下山道に分岐が多く、気を付けないと違う所に降りてしまう。こちらも民家と工場の間に下りるが、登山口のガイド板は付けられており、こちらの登山口は判り易い。
舗装路を車まで戻り始めると鹿島神社への多くの参拝者と出くわす、車の安全祈願なのか大渋滞している、御祓いに金を使う奴の気が知れん。今日、歩くのを止めたのは写真を撮る時と地図を見る時のみで7時間を歩き通し、スタート地点に帰り着く。今日は数え切れない程のピークを越えたがトータル標高は幾らになるんだろう、千mは越えていると思うが計算する気にならない。(六甲全縦走のトータル標高は富士山の数倍と聞いたことがある)
今日の縦走中に四つ程知らない登山道を見付けてしまった、これらの道も歩いておかないと高御位通にはなれないので次回に取っておこう。高御位山は低山ながら歩き応えのある縦走路と高山帯の様な展望の良さには改めて惚れ直してします、杉木立がないので他の山の様に台風による倒木がまったくないのも助かる。