千丈寺山 590

2006年02月04日


登り始めて1時間で祠のある広場に出る。これで現在地が判ることが出来た。東面には別の登山道があったが下山してしまう様だ。

登山道より千丈寺山を見る。左には乙原の村落が見えて展望は良い。

道間違いの時間を入れて1時間13分で山頂に着く。気温は−3.5℃、動き続けていないと体が冷えてしまうので附近を少し散策して下山する。
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兵庫県 三田市
この季節、瀬戸内側は抜群の天気であるが日本海側は例によって寒気が入り雪が降ると言う。天気図を見ると篠山近辺で雪雲は切れている。ならばと先輩を誘って三田市の山に向うことにした。

【千丈寺山】
三田市のほぼ中央にある山であり、県道49号線からその山並みが望める。ガイドブックに紹介されていないためか、入山する人は少ない様であり、登山口とかの標示がまったく見られない。登山者が少ないことから登山道は整備されておらず、藪山として誉れ高いらしい。
'04年2月に訪れた時には登山口を見付けることが出来ず敗退している。
三田市に入ると雪が降り出し、道路はあっと言う間に積雪してしまった。峠には登山口の標示が何も無かったが、それらしい古い林道があったのでスパッツを着けて9時45分に登り始める。
古い林道には二人の踏み跡があったが林道が終わりしばらく進むと踏み跡は無くなってしまった。積雪の為か道は不明瞭であり、谷間を適当に登っていくが段々と急勾配となり登山道は完全になくなり半薮扱きとなる。

今朝の降雪から良い天気になってくれたが、又、雪雲が近付きつつある。
東面を見た山並みであるが、山頂にアンテナが林立していることから大船山(653m)の感じがする。山名同定は自信無し。

ヤセ尾根から少し登り小さな岩峰を越えると山頂となる。全面に雪が載っているので滑り易い。実際のピークとしてはこの岩峰が一番標高が高い。

県道49号線から見た千丈寺山。
下山路
今日は縦走はせずに登山道を通って元の峠に戻ろうと引き返す。
藪扱きから出た来た地点を過ぎる辺りから予想外の急下りが続く。片側ではあるが立木があるので助かるが、一面の積雪でおっかなびっくりの下りとなる。途中、最近、山火事があったと思われる地点に出るが、この辺りはすこぶる展望が良い。更に急下りが続き、標高が下がってくると積雪の下に分厚い落葉が隠れており、これが実によく滑ってくれる。
沢道まで降りると登山道の形跡が無くなってしまう。沢沿いに半薮扱きを繰り返し峠に戻ることが出来た。下山は50分で終えて、トータル2時間7分で千丈寺山を終える
祠から少し下って鞍部に降りるとヤセ尾根になっていた。ヤセ尾根からは東面、西面共に展望が良い。
雑感
ネットで見付けた地図を頼りに登山口を見付けることが出来た。ガイドブックに紹介されていない山なので、どうせ詰まらない山と思い挑んだが、色々と変化があり以外と面白い山ではあった。
登山道とは言え、落葉期でも藪扱き気味なので木々の生茂る季節には登らない方が良いかと思う。
次に来る時は南端まで縦走して尾根から千丈寺湖を眺めてみたい。
標高差:210m
Road Map:三田市街を抜けて県道37号線から県道49号線に入り15分程。
Root Map:上青野へ抜ける峠から登り始め、今日はピストンとする。
恒例の道間違い
40分登り詰めて尾根筋に出たが、ここにも登山道は無かった。尾根筋を右か左の選択となったが迷わず左(東方面)に進むことにした。穏やかではあるが雑木を掻き分け6分程進むと周辺を見渡せる、その先は急峻な落込みになっている地点に出た。右手には谷を挟んで千丈寺山が聳えている。俺の判断ミスで又もや方向を間違ってしまった。
潔く引き返して西側に進むが、こちら側にも道は無く、東の尾根を目指して薮扱きを続ける。間もなく尾根道に出て、まともな山歩きが出来ることになった。
山頂はあまり展望は利かないが、思っていたよりピーク感はある。
三角点はピークより少し低い地点にあった。
西側下には真新しい祠が建てられており、見には行ってみるが二人ともこの手には興味が無い。