亀ヶ壺は沢歩きだと聞いていたので夏に行きたいと思っていたが、いつの間にか寒い冬になってしまった、この季節は誰も行かなくて良いかもしれない。
県道67号線を雪彦山へ向かっていると亀ヶ壺への標識がある。林道に入ると倒木は処理をしてあり一安心、林道を2.9km走ると小さな別荘地に出る、更に0.8km走った地点で林道はまだ続いているが、セダンではこれ以上は無理と判断して車を降りる。
林道を歩き始めると道は崩壊しており倒木も処理されておらず、車を降りた地点が正解だった。林道を塞いでいる倒木を乗り越えながら13分程歩くと無名滝が見え出す、その先は倒木帯となるので一旦は河原に下りて迂回すると直ぐに廃家のある登山口となる、ここまで18分、昔はここまで車で入れた様だ。
今日は沢歩きを覚悟して長靴を履いてきたので、荒れた登山道より水深の許す限り沢を歩く。兎に角、水が綺麗であり、生憎の曇天にも関わらずコバルトブルーに透き通っている。やはり夏に来て泳いで帰るのが正解か。ネットで見た天然滑り台も確認、段差の大きい所には申し訳程度のロープが設置してある。
1時間で林道作業小屋跡に着く、そこから5分で見事な亀岩に出くわす、正に河原に潜むガメゴンの姿である。駐車地点より1時間15分で亀ヶ壷の滝に着く。
滝の途中にある亀ヶ壺は急峻な崖を登らないと見えない、鎖もロープも無く、苔で滑り易い右側の壁を登り、亀ヶ壷の横でお昼にする、気温12℃、水温9℃、寒くはない。滝上に登って更に進んでも面白い所が無さそうなので、今日はここから引き返す、下りは登ってきた左側からは怖くて降りられず、右側(右岸)の壁を降りる。
1時間15分で駐車地点に帰り着き、2時間45分で亀ヶ壷の滝を終える。
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