白水峡 (神戸市)

2005年03月13日



白水峡
有馬街道(県道51号線)沿いにある白水峡は若い頃にモトクロスをしたりトライアルの草レースに出たことがあるが、山として歩いたことがないので行ってみた。

白水峡墓園の駐車場に車を停めて、取り合えず薮の中に入ってみる。
少し登り、尾根を越えると早速、トライアル車2台が練習しているところに出くわす。

下の広場にはモトクロス車が爆音を上げて走っている、山間なので排気音が反射して馬鹿でかく聞こえる。こんな狭い所で練習しているやからが大した腕ではないだろうと見ていると、全然大したことは無かった。

うるさい単車に別れを告げて奥へ進むが、どこまでもトライアル車のタイヤ痕が付いている、テクニックさえあれば歩くより急斜面を登れるのでしょうがないか。

沢筋以外、300°花崗岩が著しく風化したバッドランド(ハゲ山)に囲まれた所に出る、登れそうな崖っぷちを登ってみるが、登り付いた先はテーピングも無く薮扱きなので、登った道を下り同じ道を車まで引き返し、蓬莱峡に移動する。
白水峡墓園の前から風化した花崗岩のバッドランドが広がる。

道路沿いの広い河原にはトライアルとモトクロスをする連中が沢山来ている。私も若い頃にここを走った覚えがある。

おっ!、カワサキのKX250Fではないか。しばし、見学させてもらったが、腕前としてはまだ、駆け出しの様だ。

奥へ進むと周囲を絶壁に囲まれた広い場所に出る、人物が居れば規模を判ってもらえると思うが生憎誰も居らず、最近は三脚を出すのも億劫になってしまった。

有馬街道の七曲から車止めされた立派過ぎる橋を渡ると蓬莱峡への散策道へ繋がる。
沢沿いに歩いて行くと座頭谷の手前に大規模な崩落した壁が広がる、規模は大きいが一枚壁で変化がなく面白味はない。
今回は道間違い、道探しから寄り道が多く明確な時間は判らないが、帰路からの時間で、白水峡最深部までは15分、蓬莱峡の座頭谷までは30分程、屏風岩までは15分程であるが、屏風岩への道は判り辛い。

屏風岩への道
有馬街道からの橋を渡って直ぐに右手の川を渡る。その先、右手にもう一本川があるので、後は川沿いに進んでいくと廃屋があり、その先に不気味なテントがある。再度、川を渡り、左手の砂防ダムに深く切れ込んだ抜け道があるので、河原に上がり、直ぐ右手の谷間の抜け道を行くと屏風岩に出る。
(距離は短いが何度も道に迷った、他にも抜け道がありそう)
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蓬莱峡 (西宮市)

蓬莱峡
有馬街道を神戸から西宮に走ると七曲当りから奇妙な岩峰が広がる蓬莱峡が見えてくる。
蓬莱峡には駐車場が無い、道路脇の空きスペースを見付けて車を停める。

車止めされたやけにきれいな橋を渡り舗装路を進んで行くと直ぐに舗装路は終わり、散策道となる。
沢沿いの道は枝道が多く、沢に出たり戻ったりするが、道成りに進むのが一番時間が掛からない様だ。何度か砂防ダムを超えると座等谷と言われる広い河原に出る、目の前には壮大な崖が広がるが単純で見栄えはしない、更に進むとバットランドが広がる景観のよい場所に出る。

ここから登り切ると道路に出られるのは判っているが舗装路を歩くのは苦手なので引き返すことにする。

屏風岩
引き返して屏風岩に行こうとするが取り付きが判らない、道路に出てヘヤーピンカーブまで行くが沢に降りれそうな道はない、もう一度橋まで戻り、橋を渡った所から河原に降りて、沢を渡り次の沢を沢沿いに遡って行くと杣道らしき踏み跡があったので辿ってみる。

途中にフライシートの中にテントを張り、自転車も置いてある生活感たぷりの人が住んでいる様なところがあった、前を通るのは気持ち悪いが通らなければ先へ行けない。

何度も道を間違えながらも屏風岩に着く。
屏風岩には5組位のパーティがクライミングをしていた、屏風岩はクライマーにとってかなりのメッカの様だ。

屏風岩から引き返していると吹雪きとなる、今日の天気も忙しい。
座頭谷の砂防ダムを越えるとバッドランドが広がる河原に出る。ここまでは脇道が多く、沢から離れないように歩く。
前方の山筋まで登山道があり、道路が通っているが、長い舗装路歩きが嫌なので、ここで引き返す。
屏風岩に行く途中にあったテント、フライシートの中にはキャンプ用のテントが張ってある。人が住んでいる様な生活臭があり不気味。
屏風岩の手前にある一枚岩の滝であるが、こちらからは屏風岩に行けなかった。
滝屏風岩に辿り着くとクライマーで一杯だった。岩には5名張り付いている。
安全ロープがあり、命の保証があるなら、私でも登れますぜ!は言い過ぎか。
横にも低めの壁があり初心者用か?
蓬莱峡には奇岩が多く登ってみたいが、花崗岩の風化した砂が乗っており、非常に滑り易い、斜面にはアイゼンの跡が沢山残っている。