平石山(1061m)

1051mピーク 標高差 250m
(大河内町

2004年04月10日


川上集落より林道に入って行くが、進むに従い倒木が道を塞ぐ様になり、片付けながら林道終点まで車を走らせる。林道終点には駐車スペースはあるが、登山口の標識もテープのマーキングも全然見当たらない、ここが平石山の下なのかも判らない。

止めようかと考えたが、ここまで来たのだから1時間は藪扱きをしようと登ってみるが、傾斜がきつく前に進まない、何度も止めようと思いながら一寸づつ進んでいると荒廃した道らしいのに出くわした、しめたと思いこの道跡を辿るが倒木が多く進むのに困難を極める。少し広い場所に出る、昔、ここにお寺か神社があった様だが今は面影も無い

ここで道跡は無くなり、帰りに戻れる様に沢沿いに登って行くが、斜度がきつく足が滑って前に進まない、何度も立ち止り途方に暮れるが、時計を見るとまだ1時間も経っていないので予定通り1時間は頑張ることにする。沢水が無くなり空が見える様になった頃、開けた場所に出る、相変わらずの急登を登ると尾根に出た、南に少し高いピークがあるので行ってみる。

山頂までは1時間15分、精神的に大分参ったので、体感的にはその倍は掛かっている。人が居ないはずの山頂にはおじさんが休憩していた、縦走して来たらしい。今日の収穫は平石山に登ったことより、このおじさんと話が出来たこと、すごい人だ。

下りは滑り降りたので45分、登山道の無い山はこりごりだ。

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川上集落より1.7km、落石、倒木を乗り越えて辿りつた林道終点、登山口の標識は皆無。

出来るだけ沢から離れない様に登るが、滝が多く斜度のきつさを物語っている。
参道跡らしい道を辿っていくと何箇所か建物跡に出くわす、今は面影もないが神社かお寺があったのか?

ガラ場の沢を登って行くが、沢水は中々無くならない、尾根はまだ遠そう、沢の分岐では右へ右へと進む。

沢水の源泉を確認するが斜度は相変わらずきつい。

尾根が近づくと展望が急に開ける。

山頂で出会ったおじさん(58歳)、縦走途中らしい、この後、20分程話込む。
山頂で出会ったおじさん(名前は聞いていない)は生野学園から縦走して来て、千町峠に行くと言う、千町峠まではかなり遠いことは直ぐに判ったが生野学園がどこにあるのか帰って地図を見るまで判らなかった、左地図はおじさんの縦走コース。

家で地図を見てびっくり、標高差750m、地図上での距離で8kmはある、それを運動靴と子供用(?)のザック一つで走破するとは、千町峠には事前に自転車を置いてあるらあしい。

俺の手抜きピークハンターと違い、縦走をメインにあちこちの山を登っているらしい。

話している内に自慢の貧乏性ではこのおじさんに負けた気がした、普段着、安物の運動靴、子供用ザック、一昔前の銀塩カメラ、雨具無し、これ程の縦走をする人とは思えない装備である。

このおじさんの友達がもっとすごく、兵庫50山を3ヶ月で制覇し、百名山は一人で70山制覇しているらしい。

いっぺんにファンになってしまったのでメールアドレスを渡したがパソコンはやっていないらしいので果たしてメールが来るかどうか、縦走に連れて行ってもらいたい。

久し振りにMTB野郎の大柿氏の標識があった、縦走路があるところ、大柿氏の標識ありの感じか。
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