〔31〕雪彦山(884m)

(安富町)

2001年10月19日


2年前の3月に鹿ヶ壺から千畳平、三ヶ滝を歩き、コケの綺麗さに痛く感動したものだった。この時、千畳平から雪彦山に登れるコースがあることを知り、いつかは登りたいと思っていた。

県道沿いの空地に車を止め、4度目となる雪彦山へ三ヶ滝コースから登り始める、沢沿いの道は歩き易く、水量の多い沢音は耳に心地よい。

15分程で三ヶ滝に着く、落差は20m程の小さい滝であるが水量が多く豪快に見える。

沢道を離れてからは段差の大きな階段が続き、登り切ると千畳平に着く、ここまでは約40分、ここで昼飯とする。

千畳平から雪彦山へは杉木立の沢道からが続く、いつもの坂根側からの急登尾根道とは雰囲気が随分違い、歩き易い楽チンコースであるが、沢を離れてからは一転して急登が続く。

1時間半で雪彦山の縦走路に出る、大天井岳側に歩き、15分歩いて山頂に着く、気温15℃、土日は沢山の人で賑わっている山頂であるが、さすがに平日の今日は誰も居ない。

初めて登った時は、喘ぎ喘ぎ登った急登、山頂から自分の車が目の下に見えた景観に痛く感動したものであるが、4回目ともなると見慣れた景色となり感動はなくなっている、寂しい。

帰路は三角点のある雪彦山に足を伸ばす、尾根道を上り下りしながら30分で雪彦山に着くが、噂通りの景観の悪さで、ここまで来る価値はない。

直ぐに戻り返して、分岐点から同じ道を下り、千畳平から鹿ヶ壺への道をとり、滝見物をして下り終える。

今日は長い時間歩きたいと思っていたが、目的通り4時間ほど歩いた。

県道沿いの駐車スペース、この目の前に三ヶ滝のハイキングコース入口がある。 三ヶ滝コースの入口。
沢道を離れてからは、段差の大きい階段となり、ここまでと一転して苦しい登りとなる。
落差20m程の三ヶ滝、先日の雨で水量がたっぷりあり豪快だった。
45分で千畳平に着く、帰りは鹿ヶ壺への道を行く予定。 キャンプ場となっている千畳平、キャンプシーズンはここまで車で登れるが、オフ時は通行止めとなっている。
千畳平から雪彦山への登山道入口、健脚向きとなっているが、板根側の尾根道よりはやさしい道と思う。 天狗岩上から見た大天井岳。
毎度お馴染みの雪彦山(884m)山頂からの南面景観、肉眼では瀬戸内海が薄っすら見えている。
4度目の雪彦山(大天井岳)、平日なので誰も居らず寂しいほどの静けさ。 三角点のある、ほんまもんの雪彦山に足を伸ばしてみるが、杉に囲まれた山頂は景観が利かず、行く程の価値はない。
名勝、鹿ヶ壺であるが、鹿が寝た姿に見えるは、こじ付けにしか思えない、他の滝の方が見応えがある。 鹿ヶ壺一帯は規模は小さいが滝と急流が集まっており、立派な遊歩道が整備されている。俺は遊歩道さえなければもっと良いのにと思う。
カシミールで調べると大天井岳の884mピークが見つからない、それらしき場所にあるのは838mのピークであり、周辺に884mのピークが無い、884mはインチキでは?。
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