〔23〕千町ヶ峰(1141m)

(一宮町)

2001年06月30日


段ヶ峰への林道を探している内に千町ヶ峰の登山道入口を見つけていたので、段ヶ峰登山の後、すんなり千町ヶ峰登山口に来れた。

雨は上がったがズボンと靴は段ヶ峰で濡れたまま、ジェットスキーでこけたと思えば大したことない。

お化け屋敷の様なキャンプ場の横をすり抜けて、沢沿いの道を登り始めるが、通常の沢沿いの道と違い斜度が一環してある、今日はやけに体調が良く休憩なしで歩くことが出来る。

道は石だらけでコケ生した滑り易い道である、登りは続くが気温が25度と低く、暑さを感じない、滑り易い道は登りは兎も角下りが怖そう。湿度は100%ほどあり、荒い息をしても喉にやさしい感じがする

杉木立の中を順調に登っていたが、沢から離れた途端に道を見失い、踏み後が判らなくなる、上を見上げると明るくなっていたので山頂間近かとクマザサのヤブを進むが登山道は見つからず、完全に道に迷ったことに気付く、後ろを確認しながらいつでも戻れる様に前に進むが、クマザサの中を迷走するだけなので、元の道まで降りることにする、が、だだっ広いところでどこから登ってきたのか判らなくなる、心細い。

迷走すること30分、元の道に戻ることが出来、違う山に登っていたことが判った。

山頂付近のヤブの中で夫婦の登山者と出会い、その登山者はヤブから急に出てきた俺を見て飛び上がって驚いていた、さっきも得体の知れない動物と遭遇したらしいが、俺も得体の知れない動物だったらしい。

弘法の池は帰りに見ることにし、山頂へ急ぐ、10分と書いてあったが山頂までやけに長く感じてしまう。

3時丁度、山頂に着く、途中、迷走があったので1時間24分掛かってしまった。

ここもガスで何も見えない、写真を撮って弘法の池に行く、弘法の池は道から直ぐの所にあり、池と言うより水溜りの小ささ、池の上の樹木にはモリアオガエルの白い卵が一杯ぶら下っており、水の中にはイモリ一杯居る、一匹捕まえて腹を見ると赤い腹をしている普通のイモリだった。

滑り易い道を気を付けながらドンドン降りていく、早く靴を履き替えたい。

3時7分駐車場に到着、1時間は掛かっていない、先ほどの夫婦はまだ駐車場に居た、人懐っこい奥さんと喋る、得体の知れない動物を見なかったかと聞いてくる。

千町からの登り口、この付近は私設のキャンプ場となっているが、古びた施設ばかりでお化け屋敷の感がある。
頂上付近まで杉木立の沢沿いの石だらけの、かなり登り概のある道が続く。

山頂までは迷走時間を入れて1時間半で着いたが、迷走がなければ1時間強で着く感じか。雨は上がっているが、山頂からはガスで何も見えない。

段ヶ峰から千町ヶ峰を写し、千町ヶ峰から段ヶ峰を写す予定だったが、生憎の梅雨空で写真は断念、又、秋に来るか。 山頂直ぐ下の弘法の池、池と言うより水溜りであるが絶対に水は涸れないそうだ、木に白くぶら下っているのはモリアオガエルの卵、水中にはイモリが沢山居る。
久し振りに沢山のイモリを見ることが出来て感動する、あまりの可愛さに持って帰りたい気持になったが、そこは我慢してそっと放してやる、この付近は冬の間は雪で埋まってしまうのに、こうして元気に暮らしているんだなー。
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